オークションで出品者が設定できる落札条件の種類とは

はじめに

オークションでは、開始価格以外にも『即決価格』、『最低落札価格』の2種類の落札条件を設定できます。
それぞれの落札条件の意味と仕組みは下記のようになります。
なお、どの落札条件を設定する場合でも、開始価格は1円以上で自由に決められます。

落札条件を何も設定しないケース

一番オーソドックスなスタイルです。オークションが開始されたら、購入を希望する人が入札を行い、オークション終了時に最高額で入札した人が購入の権利を得ます。
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最低落札価格を設定しているケース

最低落札価格というのは、入札額がその金額に達しない限り、落札させないという条件です。
たとえば、最低落札価格を2000円に設定した場合、入札額が2000円を超えない限り落札されることはありません。

自分が望んでいる金額を下回る危険性がなくなるため安全ではあるのですが、入札者は設定された最低落札価格を知ることができないため、何円で入札すれば落札できるか分かりません。

また入札者にとっては、安い金額で落札できるかもというオークションの魅力が薄くなるため、最低落札価格を設定すると敬遠されやすくなります。
結果として入札がないという結果にもつながりかねません。

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仮に『4000円以下では売りたくない』という商品を出品する場合には、最低落札価格を4000円に設定するのではなく、開始価格を4000円にする方法もあります。

開始価格を低めにすることで注目を集めたいけれども、あまり安すぎる金額で落札されることは避けたいという時に設定する条件です。

即決価格を設定しているケース

即決価格というのは、その金額で入札された時点でオークションが終了になるという条件です。
即決価格が設定されていても、入札は通常のオークションと同じく、現在の価格から行えます。オークション終了までに即決価格での入札がなかった場合は、オークション終了時点の最高額入札者に、その時点の価格で落札されます。

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たとえば1円でオークションを開始し、即決価格を2000円に設定した場合、オークションの残りの開催期間にかかわらず2000円での入札があった時点で落札が決定します。
しかし、オークション終了時点での最高入札が1500円であった場合、その価格で落札されます。

即決価格を設定すると、その商品をどうしても欲しい入札者、今すぐに欲しいという入札者に対してアピールすることができます。

ただし、即決価格に設定した以上に入札額が競りあがることはありません。
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