未着・未入金トラブルお見舞い制度
幸いなことに、ヤフオク!では未入金になることはほぼない。
落札された商品を送ったけれど届かないという場合には、未着・未入金トラブルお見舞い制度が使えます。「未入金」にも対応しているのですが、ヤフオク!の場合には、支払いのシステムが変わったこともあって、未入金になることはほぼありません。
落札されると、まずは落札者がYahoo!かんたん決済を使って支払いの手続をします。この時点では出品者に入金はされません。商品が落札者に届き、落札者が受取連絡をすることで出品者にお金が入るようになりました。
もし受取連絡がなくても、14日後には自動的に入金される仕組みです。そのため、未入金になることもほぼないというわけです。
未着トラブルお見舞い制度を利用できる条件
この制度を使うためには、いくつかの条件があります。これ以外にも条件があるので、事前の確認は必須です。
■利用者が警察に相談をして被害届を出していること
■Yahoo!JAPAN IDを使って落札していること
■利用者が法人や個人を問わず事業者でないこと
■以下のカテゴリ以外の取引の場合
オークション > ペット、生き物
オークション > チケット、金券、宿泊予約(「代金支払管理サービス」を利用した場合は対象とする)
オークション > 不動産
オークション > その他
未着・未入金トラブルお見舞い制度の内容
以下は、制度の主な内容です。
■補償限度額は、1利用者かつ1IDあたり1年につき1回限り。ただしYahoo!プレミアム会員の場合には回数の制限なし
■被害相当額の100%が補償されるが、金額の上限は50万円
■Tポイントで支払われる
■送料や振込手数料は対象外
お見舞い制度申請の流れ
ここでは、お見舞い制度を受けるまでの手続の流れを見ていきましょう。
お見舞い制度を受けられるかどうか規定を確認します
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被害者フォームから連絡。入力項目があるので、取引内容や経緯などを具体的に報告します。
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1ヶ月以上、取引相手と交渉をして、解決の道筋が見えないときには警察にも相談しないといけません。このときの被害届けの受理番号が、お見舞いを申請するときに必要になります。
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それでも問題が解決されない場合には、落札後120日以内にお見舞い制度の申込をします。期限が過ぎると対象外になるので注意が必要です。
申請するときには、以下の資料をそろえます。
(1)審査申請書(ヤフオク!から指定された申請書に必要事項を記入し、署名なつ印すること)
(2)代金を支払ったことを証明するもの(振込明細書など)もしくは商品を送付したことを証明するもの(宅配便の発送控など)
(3)取引ナビ、注文画面などでのやり取りの内容が確認できる画面コピー
(4)運転免許証・健康保険証のコピー、住民票、印鑑証明など本人確認ができるもの(氏名、現住所、生年月日が確認できるもの)
(5)取引相手へ送付した内容証明郵便のコピー
(6)警察へ提出した被害届の受理番号(届出先・担当者氏名)
Yahoo!JAPANが取引内容などを審査をして、審査申請書が必要だと判断されれば、手続の方法がメールで送られてきます。もしお見舞い制度の対象外になっても、その旨の連絡がきます。
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この間も問題が解決しない場合には、審査申し込みをしてから6ヶ月までの間に手続をしていきます。
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Yahoo!JAPANが規定にそって審査をします。
資料がそろって審査申請書を送るわけですが、ここから支払いまで1ヶ月~2ヶ月かかります。審査した結果、お見舞いの対象になれば商品代金の100%分のTポイントがもらえますが、対象外になることもあります。
少々時間がかかりますが、被害額が大きい場合には、ぜひ使っておきたい制度です。