オークションでトラブルを避けるためのヒント

はじめに
ヤフオク!はネット上の取引なので、商品を直接見たり触ったりすることができません。もちろん、相手がどんな人なのかもわからない状態で取引をします。
そのため、お互いの感覚に違いがあったりすると、トラブルになるケースもあります。
多くの取引は何事もなく無事に終わるのですが、中にはスムーズにいかないことも。トラブルを防ぐためにはどうすればいいのか、ここでヒントを紹介していきます。
嘘は絶対に書かない、隠さない
少しでも高く売りたいというのは、出品者なら誰でも思うことです。その気持ちが強くなってしまうと、商品説明に嘘を書いてしまうこともあります。
特に価格を左右するダメージに関しては、「汚れはありません」と記載してしまったり。あとは、あえて書かないということもあります。つまり、ダメージを記載しないことで、相手にダメージがないと思わせてしまうのです。
でも、こういったことをすると必ずクレームがきます。もちろん、評価にも関係してくるので、価格が下がろうとも正直に書くのが絶対条件です。
商品の写真は必ず載せる
商品の写真がなくても出品自体はできますが、入札されなかったり、仮に入札されたとしても安い価格で落札されてしまいます。それだけ写真の存在は大きいということです。また、写真には商品を視覚的に伝えるという大切な役目もあります。写真を見て「こういう商品なんだな」とわかるので、逆に写真がないとイメージができません。
商品説明だけでは伝えきれない部分も多いですし、誤解されないためにも写真は掲載します。
送料を明確にする
ヤフオク!では送料を落札者負担にしているケースも多く、ユーザーは送料をとても気にします。そのため、送料が高いと入札されないこともしばしばです。また、送料の記載がないと、ほとんどの場合質問されるので、そのときに正しい金額を伝えないといけません。
後になって、やっぱり高くなりましたというのはマナー違反です。ユーザーは、送料を含めた価格を計算して入札しているからです。そうならないためにも、前もって送料を調べておくといった作業が必要になってきます。
落札後に起こりえるトラブル
出品した商品が落札された後でも、トラブルは起きてしまいます。万が一トラブルが起きると慌ててしまって、余計なミスをする可能性も否定できません。ここでは、実際にどんなトラブルが起きるのかを説明して、トラブルを未然に防ぐ方法を見ていきます。
落札者から連絡がこない
ヤフオク!の取引ナビでは、まずは落札者から手続を始めます。でも、中には取引を開始しない落札者がいるのは事実。そうなったときには、取引ナビからメッセージを送りましょう。
「落札ありがとうございます。まだ、取引が開始されていませんので、手続をお願いします。」という内容で大丈夫です。これでも連絡がないときには、取引キャンセルについて伝えます。
「落札から3日経過していますが、取引が開始されていません。明日までに連絡がない場合には、キャンセルとさせていただきますのでご了承ください」という内容で問題ありません。
ここでのポイントは、期限を決めることです。期限を設けることで、キャンセルのタイミングが明確になるので、後からトラブルになることもなくなります。
商品にクレームがついた
クレームはお互いの感覚の違いによって起きることが多いのですが、ポイントになるのはどちらに非があるのかです。
たとえば、思ったような商品ではなかった、サイズが合わないなど、落札者の都合であれば、返品や返金に応じる必要はありません。
もちろん、出品時に写真を掲載する、商品説明にサイズを明記してあるのが前提です。
もし出品時のミス、ダメージの記載をしなかったなど出品者に落ち度があったときには、返品や返金に応じることになります。いくら返品不可であっても、出品者のミスであれば対応しないといけません
もし配送中の事故による破損などであれば、出品者が責任を取る必要はありません。補償がある方法で送ったならば補償を受けることができます。でも、定形外郵便など補償がない方法のときの事故は、万が一のことがあっても補償されません。そのときには、その方法を選んだ落札者に非があることになっります。
誠実な対応を心がける
いくら出品者に非がないといっても、誠実な対応が求められます。落札者は怒った状態でクレームを言ってくるので、火に油を注ぐようなことはしない方がいいでしょう。穏やかに言葉を選んで、筋を通せばいいのです。
どうしても問題が解決しないときには、ヤフオク!に問い合わせるなど対処が必要になってきます。